溶連菌感染症における抗菌薬(抗生剤)の適正使用について
ペニシリン系抗生剤の「10日間」の服用が原則です
溶連菌の治療では、ペニシリン系のお薬を1日3回、「10日間」きっちり飲み切ることが原則とされています。途中で症状が良くなっても、菌を完全に退治するために処方された期間は必ず服用を続けてください。
安易なセフェム系抗生剤の使用は控えています
ペニシリンアレルギーがある患者様を除き、最初から強力なセフェム系抗生剤を使用することは、薬が効かなくなる「薬剤耐性(AMR)」を生み出す原因となるため推奨されていません。
検査だけでなく、症状に合わせた慎重な診断を行います
厚生労働省の資料(抗微生物薬適正使用の手引き)によると、元気な(無症状の)お子様であっても、20%以上が体内に溶連菌(GAS)を持っているという報告があります。
当院では、単に検査キットで陽性が出たからといって安易にお薬を出すのではなく、実際に出ている喉の赤みや発熱などの「臨床症状」を総合的に見て正しく診断・治療を行っています。