はじめに
あおむしが蝶へと成長する様子を描いた「はらぺこあおむし」という有名な絵本があります。北戸田こどもクリニックは、こどもたちの成長への願いを込めて、この「はらぺこあおむし」の世界観をクリニックの外観や内装に取り入れました。こども自身も小児科に来ることで成長していけるんだということを実感して欲しい。そんな願いが「はらぺこあおむし」に込められています。
太陽の光をいっぱい浴びて、大きくなった「本の木」と本の実をたくさん食べて大きく育つあおむしが医院の壁に描かれています。
大切にしていること
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こどもは大人のミニチュアではない
例えばアレルギー性鼻炎の場合、それぞれのこどもの年齢や状況によって対処方法はさまざまです。こどもは保育園、幼稚園や学校に通っていて、例えば抗アレルギー剤の内服によって授業に集中できなくなってしまっては何のための治療なのかわからなくなってしまいます。こどもは大人のミニチュアでは決してなく、それぞれのこどものおかれた状況に基づいた治療法を選択します。
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本当にそのお薬って必要?
ウイルス性上気道炎や 風邪のこどもに気管支拡張剤のはりテープや喘息のお薬は必要ありません。アメリカでは2歳未満の風邪のこどもには咳止めの投与を行ないません。抗菌剤の投与の必要性も含めて適切な投薬を行っていきます。
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こどもにも小児科クリニックにくる必要性は理解できる
こどもにもできるだけ説明して予防接種も治療も納得して受けれるように努力致します。そのためにもクリニックを従来の病院のイメージではなく、自分自身が成長する場として位置付け直す必要があると考え、はらぺこあおむしの世界観をとりいれました。
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親御さんへのアドバイス
こどもの生活に大きく影響しているのが他でもない親御さんです。当院では、こどもの健康のため親御さんへのアドバイスに力をいれています。例えば、性能の高い掃除機を購入することで、アレルギーのこどもが薬を飲まずに済むかもしれません。など生活の中で取り入れられるアドバイスを行っております。